インディアンジュエリー:EARTHLODGE, ジュエリー、インディアンフルートなど、ネイティブアメリカン文化関連グッズの専門店
earth lodge

earthlodge(アースロッジ)
〒253-0011
神奈川県茅ヶ崎市菱沼1-11-20 ウェーブコート湘南A号
TEL & FAX:
0467-54-7207

取扱いカード
ホーム ビーズワークについて

ビーズワークについて

ビーズワークについてのご説明

ヤマアラシのトゲ細工とは

quill workビーズは今も昔もネイティブ・アメリカンにとって最も重要な芸術表現のひとつです。しかし歴史は意外と新しく、ヨーロッパから白人がガラスビーズを持ち込むまでは、木の実、貝、ヤマアラシのトゲ、動物の爪、角、骨、石などの自然物が代わりにビーズとして使われていました。

 ビーズワークの原形となるヤマアラシのトゲ細工(以下クィルワーク)は、18世紀ビーズが毛皮交易の交易品として本格的に入ってくるまで中心となって行われていました。これは他の文化では例のないユニークなアートです。 ヤマアラシは北米の森にすむ動物で、体は全身鋭いトゲ(クィルと言います)に覆われています。このトゲで外敵から身を守るわけですが、このトゲは鳥の羽根のように中が空洞になっていて、ネイティブ・アメリカンはこれを草木染めした後、平たくしてから刺繍の様に皮に縫い付けたり織り込んだりしていました。

 ラコタ(スー)族の伝説では、ある女性の夢の中に霊的な存在が現れてこの技法を教えた、と言われています。よってクィルワークは神聖なものであり、部族の中でも選ばれた女性のみに伝授されたのでした。またデザインは多くして作者の夢に現れたものであるため個人の財産とみなされ、他人が真似をすることは許されませんでした。

ヨーロッパからの影響

デザイン ビーズは当初、このクィルワークの補助的な役割しかありませんでしたが、19世紀に入ってより多くの交易人や開拓者が流れ込んでくるとともに多種のビーズが紹介され、しだいにクィルワークにとって変わることになります。特にシードビーズと呼ばれる細かなビーズは細かな模様を作り上げるのに一番適していました。

 ビーズ文化が最も栄えたのは、大きく分けて北東部森林地帯と中西部平原の部族の間です。これは毛皮交易によってフランス、イギリス、オランダなどの国との関係が深ったことが影響しています。 逆にナバホやプエブロなどの南西部の部族はスペインとの関係が深く、ビーズはあまり現地文化に入り込みませんでした。

 イロクォイ、クリー、オジブワ族に代表される森林の部族はヨーロッパ文化の影響による花模様のデザインを発展させました。一方、ラコタ、シャイアン、クロー、ブラックフット族に代表される平原の部族は幾何学模様を発展させたのでした。地域によるデザインの違いを見るのはとても興味深いものです。

進化し続けるビーズワーク

blackfeetビーズ文化は19世紀後半、居留地時代に入ると全盛を極め、その装飾は衣類、装身具、馬具、生活用具、宗教用具に至るあらゆるものに及びました。 中でもクロー族は独特のデザインと色使いを発展させた部族で、今現在でも最もビーズワークを重んじる部族として知られています。毎年夏に行われるクローフェアーでは美しいビーズワークをまとったダンサー達がパレードを繰り広げており、誇り高きクローの人たちの美意識を実感させられます。

 ビーズワークは時代と共に変化しており、現代に使われるビーズもデザインも昔とは違ってきています。パウワウが盛んに行われるようになったのが一番の影響でしょう。 今はビーズの発色も派手気味で色数も多くなり、ダンサーの衣装も大変きらびやかになっています。デザインは部族間で影響を与え合うため、新しいデザインが生まれたり、同じ動物をビーズデザインする時にも以前以上にリアリスティックなものになったりする傾向があるようです。